2012年壬辰年の運勢
2012年壬辰年の運勢 border=  中国農民暦で知られている中国暦は驚くほど正確なシステムであり、時間の経過を記録するだけでなく、運勢判断の道具としても使われます。

 2012年は中華農民暦で水が土の上に来ている壬辰の干支で表されます。五行相生相剋の法則によると、土は水を剋します。そのため、壬辰は相剋の周期の一部であり、衝突する関係です。相剋の関係という面では2011年の辛卯の金の木の上に金がある関係と同じです。衝突する五行が意味することは、その年が平和的でなく、国際紛争や争いが出てくることを表します。しかし、2011年の辛金は武器や短刀を表しましたが、2012年の土と水の五行の衝突は、不調和を表しますが、2011年のような戦争や激しい戦いという意味の含蓄は少なくなります。

 陽水の壬は海の水を象徴し、力、勢い、強いエネルギーを表します。津波などの自然の破壊力も意味しますが、社会や政治、経済の変革を推し進める衝動や勢いも意味します。壬は知性、勇気、寛容、慈善をも表します。もしそのエネルギーが良い方向に向かえば、進展や改革に向けての歩調が速くなることを意味します。地支は辰土で、十二長生運で水の墓にあたります。そのため辰の上にある水は、金が木の上にあった過去の二年に比べると、重大な衝突ではありません。2012年は完全に平和な年ではありませんが、2010年2011年に見られたような、金と木の衝突による暴力を伴う争いや苦闘は少なくなるでしょう。

 しかしながら、より心配な側面は洪水や地震などの自然災害です。壬は力強い海の水で、辰は地震と関連する強い土です。歴史上、記録に残っている大きな地震は辰年に発生しています。下記は過去の五つの辰年、1952壬辰年、1964甲辰年、1976丙辰年、1988戊辰年、2000庚辰年と、その年に起こった地震です。

【1952 壬辰年】
07/21 カリフォルニア: マグニチュード7. 5
11/04 カムチャツカ半島付近: マグニチュード8.25

【1964 甲辰年】
03/27 アラスカ: マグニチュード9.2
06/16 新潟: マグニチュード7.6

【1976 丙辰年】
07/28 唐山 中国: マグニチュード7.8

【1988 戊辰年】
08/21 ネパール: マグニチュード6.6
12/07 レニナカン ロシア: マグニチュード6.9

【2000 庚辰年】
11/25 アゼルバイジャン: マグニチュード7
06/04 スマトラ: マグニチュード7.9

 辰年の地震は、1964年アラスカで発生した記録上最大のマグニチュード9.2の地震や、1976年に中国唐山で発生した死者25万人以上の恐ろしい地震を含みます。このように論理的に2012年の壬辰年に大地震発生が予測できます。中華的形而上学では辰は大きな山並みを表し、土地の力強いエネルギーと強い土の五行を表します。また、辰と戌の組み合わせは天羅地網と言い、天国と地獄の門を表します。十二支の内、辰戌は不思議な位置、トワイライトゾーンであり、貴人がない地支です。貴人とはいわば助けになる神さまのようなもので、悪い運から人々を救います。しかし辰と戌年には人々を悲劇から救う、助けになる天使はおらず、災害時の死傷者の数が増える傾向にあります。辰と戌の時間に起こった大災害の例としては、2004年12月26日午前8時30分辰刻に起こった津波や、2001年9月11日午前8時40分辰刻に起こったワールド・トレードセンターへのテロ攻撃、2010年8月23日午後7時30分戌刻に起きたフィリピン香港人拉致事件の人質への殺害などがあります。そのため、辰年は奇妙でスピリチュアルな意味を持ち、ことによると自然災害による大量な死傷者を出します。

 もし辰と戌が四柱推命の命式の中にあると、その人はシックス・センスを持つと言います。アスリートの命式をみると、この事がよく当てはまります。彼らは試合に勝つために直感を必要とするからでしょう。辰戌を命式中に持つ有名人の例としては、ブルース・リー、ジェット・リー、マリア・シャラポワ、李娜、デイビッド・カッパーフィールド、プーチンなどが挙げられます。

 中国の暦は六十年周期で巡ります。そのため、人類は1952年に同じ壬辰の年を経験しています。この年は1950年に始まった朝鮮戦争が手詰まりになっていた年です。1952年11月に新たに当選した米国アイゼンハワー大統領が韓国に訪れ、戦争を終わらせる方法を模索し、停戦の交渉用意をしていた年です。一方、冷戦はアメリカの核兵器の実験により続いており、2月には英国が原子爆弾を所持していることを表明しました。

 1952年に大きな自然災害も起こっています。カルフォルニアとソ連の二つの地震以外にも、洪水や海の事故という水に関係する災害も起こりました。1952年11月4日にはソ連のカムチャツカで大地震が起こり、ハワイまで大津波が及びました。3月には24時間で1,850㎜の史上最多の降水量がフランス海外領レユニオン島シラオスで記録されました。4月には78人のアザラシの猟師を乗せた5隻のノルウェーの漁船が忽然と消えてしまいました。12月にはロンドンスモッグが発生し一万人以上が死亡しました。農民暦ではまだ壬辰年である1953年1月には北海近辺で洪水が起こり、1835人がオランダの北西で亡くなり、307人がロンドンで、そしてビクトリア号というフェリーに乗った133人の人がアイルランド海で沈没とともに亡くなりました。その他にミステリーと呼べる事件が存在します。7月にワシントンD.C.上空でUFOの報告がされ、58,000のポリオの症例がアメリカで報告されました。このような事件は壬辰の性質に合致しているように感じられます。より小規模ではありますが衝突を表し、それは水害や地震などを含みます。UFOやロンドンスモッグは辰の性質である天の門を開くということに関係しているのかもしれません。

 壬は力強い海を表します。熱心でエネルギーが溢れ、勇気があり、高圧的ですこし衝動的な人を象徴します。水自体は、知性と技術を表します。このような性質は芸術を表現する人の中によく見られ、革新的なアイディアを探求する人たちの中にもあります。有名な壬の人としてベートーベンが挙げられます。彼は強い水の人で彼の力強い交響曲は海の水のエネルギーを正に反映しています。もう一人の壬の有名人はビル・ゲイツです。彼の知性と革新への勇気と熱意がなければ、今日のようなコンピューター技術を人々は享受していないでしょう。他の壬の有名人は、トム・クルーズ、ウォーレン・バフェット、ポール・マッカートニー、ケイト・ミドルトン、ヘンリー王子、グヴィネス・パルトロー、マイケル・ダグラス、フレディー・マーキュリー、ジョアン・ジェット、艾未未などです。これらの人々は勇気があり、革新的で流行を仕掛けた人のイメージがあります。革新的なビジネスマンや芸術家という他に、私が発見したこととして、壬水の人々は風水などの中華的形而上学を熱心に勉強する傾向があります。成功している多くの生徒は壬の女性達です。彼らは感銘を受けるほどの熱心さと、真の知識を探求したいという動機があり、風水の技術を学ぶための多くの困難や障壁を乗り越える驚くべき勇気を持っています。

 辰は力のある土の五行です。また、水を蓄える場所として考えられています。辰の強い土の性質と、辰が大きな地震や、ビルの倒壊、鉱山での災害、土砂崩れ、雪崩など土に関する災害に関係することを既に言及しました。水を蓄える場所として、多くの水を開放することもあります。特に戌と沖をする時や、申子辰で水の三合を形成するときに水の開放が起こります。このように壬辰年は大洪水や津波などの潜在的な危険をはらみます。良い意味での壬辰は、壬が寛大な五行であり、進歩や社会変革への力強い力となり得るので、変化や政治改革や社会制度の確立などの新しい運動が起こるエネルギッシュな年になるかもしれません。慈善活動やコミュニティの幸福を目的とした莫大な寄付金があるかもしれません。2012年は選挙の年でもあります。アメリカ、ロシア、台湾、フランス、インドの大統領選挙があり、香港でも香港行政長官の選挙があります。そのような選挙は進歩と変革、そして勇気ある改革へと人々を駆り立てます。

 2010年と2011年の二年間は金が木を剋す年でした。木は樹木や環境を象徴するので、重大な環境破壊がありました。例えば、2010年の英国石油会社のメキシコ湾での石油流出や2011年の福島原発による放射能汚染などが挙げられます。2012年でついにこの金の五行が終わります。2012年は水と土の五行で、それほど環境に害がある五行ではありません。水も土も樹木が育つためにはひつようですので、環境保護の面で進展がみられるでしょう。しかしながら、水が土の上にあることは、泥水を表します。これはウィルスや疫病が広がる環境を生み出します。前回の壬辰年である1952年は58,000のポリオの症例がアメリカで報告されました。今年はマラリアや食中毒、腹部や腎臓の問題が予測されます。水は中国医学では腎臓を代表します。辰は土の五行で筋肉や細胞を表します。土の五行が多すぎると癌の兆候となります。今年に関係する病気は土のほかに心臓に関係します。

 航空業界は火の五行にあたります。火がとても弱い時や火が全く無いとき、航空業界で問題が起きる傾向性があります。2012年の壬にも辰にも火がまったくないため、この業界での混乱や環境問題が起こる可能性はあります。6月7月、10月などの月で火が剋される時期に飛行機事故があるかもしれません。

 辰と戌の沖は土同士の沖で、このような沖は土に関係する災害、地震や土砂崩れ、ビルの倒壊などを引き起こします。そのため戌年に生まれている人は2012年に特に注意をする必要があります。特に登山など山に関係する活動には注意したほうがよいでしょう。戌年生まれの人は酉のペンダントを持つとよいでしょう。これは辰を引きつけて、辰と戌の沖を最小限にとどめます。戌年生まれの人にとって、2012年は移動や旅行や変化を伴う荒れた年になるでしょう。戌年の人にとって引越しやオフィスの移転などをすることには適しています。旅行も良いのですが、高い山を旅すること、地震の可能性があるところ、砂漠、海などへの旅行は控えたほうがよいでしょう。もし水が忌神の人の場合、水が強い12月に海の近くに行くことは避けたほうが良いでしょう。戌年の人は2012年の太歳方位である南東への旅行は避けたほうが良いでしょう。戌年の人は出来るならばスキーやカーレースなどスピードを伴うスポーツ活動には関わらないようにすべきです。

 辰は自刑をおこす地支です。これは辰年生まれの人にとって辰年は自刑となるということです。自刑は隠れた危険を表し、不調和や心配、苛立ち、隠れた病気を意味します。辰年生まれの人も酉のペンダントを持ち、辰年の影響を最小限にとどめるべきです。

 五行は異なる身体の部位を表します。水は腎臓と免疫系等、生殖器、泌尿器官を表します。そのため水年の背後にある健康問題は、腎臓の問題、腎結石、生殖器の問題、尿路感染症、ウィルスやバクテリアの感染症などが挙げられます。壬辰は細胞、筋肉、腹部を表し、土が多すぎると癌を引き起こします。水も土も火を弱める五行ですので、血行不良や心臓病を示唆し、2012年にこのような問題が顕在化するでしょう。予防としてはCOQ10やアンチオキシデントを摂取する必要があります。

 マヤ暦から導き出された、地球最後の日が近づいているという説が近年ささやかれています。2012年12月21日の冬至の日に破壊的な地球規模の災害が起こるという憶測があります。この説は『2012』というハリウッド映画が公開されてから、より不安が増大しました。この映画の中で、ジョン・キューザックがある男とイエローストーン国立公園で出会い、この男が地球最後の日の予言が聖書やマヤ暦、そして易経にも書かれていると言います。

 易経と2012年の関係は2000年に亡くなったテレンス・マッケナ著“The Invisible Landscape: Mind, Hallucinogens, and the I Ching”『非可視の風景:精神、幻覚剤、易経(仮題)』に書かれています。彼は文王の書である『周易』の六十四卦の配置から洞察を得ました。『周易』の中では文王は六十四卦の特別な配置を持っていて、天(乾)と地(坤)を最初の一、二番目の六十四卦におき、六十四卦を三十二の組み合わせにすると、最後の組が水が火の上に来る卦(「既済」)と火が水の上に来る卦(「未済」)で終わります。このような連続は天地に始まり火水に終わる、世界の異なる発展段階を表しています。

 この順序にインスピレーションを受け、マッケナは六十四卦の384爻のそれぞれに数学的な値を当てはめました。すると彼は世界的に重要な出来事のタイミングを映し出す曲線に行きついたのです。この曲線中のそれぞれの最上部と最下部には文明の重要な段階と一致しております。彼はこれを“タイムウェーブ理論”と呼び、この理論によると、文王の六十四卦の384爻を時間に翻訳することができます。そして地球上で起きた重大な出来事の周期を見つけることができます。彼が提唱したもっとも大きな理論は、仮に2012年12月21日を曲線の最終点とした場合、曲線上の全ての頂点と最下点が人類史上の重大な事象と一致するということです。それゆえ、彼は曲線が最下点にあたる2012年12月21日を世界最後の日と考えています。

 このように、易経そのものは、2012年については、正確に予言をしていません。言うなれば、易経がマッケナにタイムウェーブ理論を発見させるインスピレーションを与えたというに過ぎません。六十四卦の最後の二つの卦である「既済」「未済」の意味は世界の終わりという意味を含んでいるわけではなく、反対に、終わりがないことを示しています。というのも、変化はまだ完成していないからです。それは自然界にある、多くの螺旋状の変化のようなもので、一年の四季が終わると、次の年の一年が始まるようなものです。それゆえ、易経によって「地球最後の日」が予言されているというのは間違えであります。

 それでは、易経と世界の終わりとを結びつけるものは何か存在するでしょうか。私が一番関連性があると思うのは、宋の時代の邵雍が記した『皇極経世書』です。邵雍は、世界年というものを六十四卦に則って六十四期に分割しました。六十四期の順番は、文王の六十四卦の順番と同じで、乾、坤で始まりますが、それぞれの期に割り当てられた年数は異なります。このシステムによると、現在私たちは八期―水が地の上にある(水地比)―にいて、これは129,600年続くもので、私たちはまだ半分に来ている段階で、人類の文明を表す八期が終わるまでまだ60,000年もあります。

 (邵雍の理論の詳細は『完全定本 易占大全』p.156-161をご覧下さい。)

 2012年は世界最後の日ではありませんが、2012年の冬至は強い水の五行が現れる日というのは確かです。

 時 日 月 年
 戊 丙 壬 壬
 土 火 水 水
 戌 辰 子 辰
 土 土 水 土

 2012年12月21日 19時13分

 この日の組み合わせは強い水と辰と戌の沖があります。そのため地震や洪水が起こっても驚きません。しかしながら、世界の終わりを示すものは全くありません。

 2012年は玄空飛星の年運6が中宮に来ます。6は金の五行で呼吸器、父、天、そして法律を現します。この真ん中の番号はその年に起こる出来事を反映します。このため6が中宮に来る場合、インフルエンザやウィルスが脳や呼吸器系に影響をあたえるような疫病が起きる可能性があります。6は法律、政府、父性にも関係します。2012年は選挙の年で世界中で政府が変化します。この年は台湾、アメリカ、ロシアなどで選挙があります。

 玄空飛星では2004年から2024年までは八運の時代で、艮卦が八運を代表します。艮卦は若い子供を表します。そのため、2004年に入ってから、子供に影響を与える災害や不運が増えています。最近の出来事では2008年に中国の四川大地震があり、子供達が多く亡くなり、同年に劣悪な品質の粉ミルクが原因で乳児が腎臓結石の被害に遭いました。2011年北アフリカではジャスミン革命が起こり、イギリスの暴動や、ノルウェーのテロによる若者の被害などは全て八運に顕著な問題です。子供を表すこの番号8は2004年から2024年までの20年間影響するので、子供の安全を常に気をつける必要があります。

 経済面では火の五行が株式市場の原動力となります。五行は人々のムードに影響します。一般的に火は喜び、水は恐れ、土は沈思、金は悲しみ、そして木は怒りを表します。火の年はそのために楽観的なムードが広がり、2006年や2007年のようにその都市の株式市場を刺激し上昇させます。しかし2008年から水がやってきてアメリカのサブプライムローンの問題で人々のムードが恐れに変わりました。2009年は純粋な土の五行で、土は水を剋し、瞑想や沈思を表します。人々が保守的になり安定を求めるということです。2010年は寅が火の種を持つため、春の季節から楽観ムードがひろがり大きな経済の回復がありました。ギリシャやポルトガルで春の後半に短い経済の後退が見られましたが、5月になり夏の火が来ると株式市場は回復しました。

 2011年の卯は純粋な木のため寅のように火を生む力は強くありません。経済は寅年のようには早く動きませんでしたが、木に助けられた夏の火のおかげで、2011年8月までは株式市場も活発でした。8月になり、秋が来ると火の助けがなくなり2011年後半は経済が停滞しました。

 2012年に強い水がやってくるため、さらなる停滞が2012年も続くことが予想されます。2012年は水と土の年で火の五行がありません。そのため経済活動も株式市場もより鈍化するでしょう。この強い水は、水の特徴である恐れのムードを増大させ、人々は楽観的にはなりません。特に冬の季節は顕著で10月11月などに影響が出ます。ヨーロッパの経済問題はより深くなり、グローバル経済と株価の低下を引き起こします。2012年後半は投資家が特に用心する時期になります。

 2012年の壬水と辰土は、木の産業を繁栄させ、土の産業の利益を増やします。これは木が土を剋すため、木の産業にとっては土が財を表すためです。木の産業とは繊維、製紙、書籍、メディア、環境、食品と消費財の産業です。次に良い産業は土の産業で、これは土が水を剋すためで、土の産業にとって水が財を表します。土の産業とは不動産、鉱山、保険などの産業が挙げられます。しかし辰が土のため、利益はそれほど大きくないでしょう。というのも土の産業は強い競争に直面するからです。あまり良くない産業は水の産業です。水の産業とは、運送、飲料、輸送、コミュニケーション産業です。水にとっての財は火であり、2012年は火が全くないので、あまり利益を上げることが出来ません。金の産業は水の年に生産性を上げるでしょう。銀行、ハイテク、コンピューター、機械産業をあらわす金は、利益を上げるために木を必要とします。木の五行がないためそれほど利益は上がりません。財政、株、エネルギーを表す火の産業は水の年が火を消してしまうので不安定です。そのため2012年の株価や財政は好ましくないものといえます。

 銀行と金融の大津波は2008年に始まり、これは火の五行の欠如と恐れを引き起こす水の五行が支配的なために起こりました。銀行業は金の産業で金を溶かして有効な道具にするために火を必要とします。金融と株式市場は楽観性を生み出す火と関連します。そのため、火が全くなかった2008年が原因となり金融危機が起こりました。2010年の寅木は火を生み出すため経済の強い回復が見られました。この楽観性は卯木が火をまだ助けることができるため2011年まで続きましたが、火を起す力としては卯木は寅木ほどではありません。そのため2011年8月から人々は自信を失い、2012年は火が全くないため、さらに深い景気の後退をもたらします。

 要約すると、辰年に良い業績をあげる産業は木と土の五行に関係する産業です。木の産業は繊維、ファッション、消費財、製紙、書籍、環境、林業、家具などです。金の産業は活発に動きますが顕著な利益は上げないでしょう。というのも金にとって財となる木の五行がないからです。金の産業とは銀行、機械、エンジニア、コンピューター、ハイテク産業です。水の産業は財にあたる火が全く無いので、不安定な要素が多く注意が必要です。水の産業に関係するのは、運送、コミュニケーション、飲料、スパなどの分野です。土の産業は、財である壬の水をみるため、保守的に前へ進みます。しかし辰土は競争相手となります。火の産業は株式市場、金融、エネルギー、娯楽産業ですが、財である金の五行が不足していて、強い水が金融市場の楽観性を抑圧するので、余り業績は上がらないでしょう。

 一般的にいうと、水が土の上にある壬辰年は進歩と変化への力強いエネルギーと熱意を表します。このような力強い海の力は社会や政治の変革をもたらすだけでなく、洪水や地震などの自然災害をも引き起こします。国際関係の中で不調和や争いがまだあるかもしれませんが、木と金の相剋の関係で表される過去二年ほど、暴力的な衝突ではないでしょう。また、環境問題に関する改善が見られるでしょうが、病気と疫病が広がると予測できます。

 辰は強い土でもあり、水を蓄えてもいます。そのため大地震発生と大量な死傷者が懸念されます。2012年はアメリカ、インド、台湾、フランス、そして香港の香港行政長官と多くの国で大統領選挙があります。そのため政治の新しい側面をもたらします。これは力強い海の力によってもたらされる大胆な進歩と改革を象徴します。

 十二支で最も好ましくないのは戌で辰と沖を起します。このような沖は動乱や変動、事故や改革を生み出します。土と土の沖なので、山や建物、地すべり、地震など、土に関する不幸を刺激します。戌年に生まれた人は転職や引越しなどの移動、または旅行を経験するでしょう。酉のペンダントを持ち戌の影響を遠ざける必要があります。戌年の人にとって旅行を多くしたり、引越ししたり、転職したりすることは問題ありません。しかし、南東の太歳方位に直接向かう旅行は避けたほうが良いでしょう。

 来年があまり良くないもう一つの十二支は辰年生まれの人です。辰が辰と出会うと自刑を起します。このような自刑は不調和、苛立ち、心配、フラストレーション、そして病気を引き起こします。この悪い影響を最小化するには、辰と合をする酉のペンダントを持つ必要があります。土と水のアンバランスと火の欠如は腎臓、免疫系統、胃、心臓、血液循環、癌などの重大な問題を引き起こします。そのようにアンチオキシデントとCOQ10を積極的に摂取し、心臓脈官の病気や、癌や炎症を引き起こすフリーラジカルからの細胞への攻撃を防ぐべきです。

 辰と合をする十二支は申、子、酉です。これらの十二支に生れにとっては調和の年となりますが、このような十二支占いは正式な占術としては認識されておらず、完全に信頼できるものではありません。そのため個人で辰年の運勢を知るためには、年月日時の情報が揃った四柱推命の分析をしてもらうのがよいでしょう。この十二支は四柱の中で何処にでもあらわれるため、辰との沖や刑は辰・戌年生まれの人だけでなく、辰・戌の月・日・時間に生まれた人にも影響を与えます。

 2012年の辰年と沖をする戌年生まれの人はマドンナ、ビル・クリントン、ドナルド・トランプ、ジョージ・ブッシュ、シルベスター・スタローン、シャロン・ストーン、ジェニファー・ロペス、菅直人などです。菅直人は戌年戌月生まれのため、彼自身だけでなく、国にも影響を与えます。日本にとって幸運なことに彼は2011年9月に辞職しました。戌年生まれではなく、戌日に生まれて辰と沖をする人もいます。彼らにとっても大変な年となるでしょう。戌日生まれの人とは、アーノルド・シュワルツネッガー、タイガー・ウッズ、J.K.ローリング、ロビン・ギブ、コンドリーザ・ライス、プーチンなどです。日支との沖は移動や、家族間や人間関係の分野での争いを起します。特に配偶者や異性関係での争いが顕著になります。

 辰年生まれの人は「犯太歳」となるので、酉のペンダントが必要です。しかし、辰は辰で犯太歳というだけでなく、自刑にもなります。辰年生まれの人は厄介な問題や不調和を経験するでしょう。辰年生まれの人は、サンドラ・ブロック、プーチン、トム・ジョーンズ、アピシット・ウェチャチワ、リーアム・ニーソン、サラ・ペイリンなどです。辰日生まれの人はクリスティン・スチュワート、マイケル・ダグラス、ハル・ベリー、ドナルド・タン、トニー・チャンなどです。

 酉年生まれの人にとって、辰年は桃花となります。そのため異性との友好関係が発展する機会が増える社交的な年となるでしょう。寅または戌年生まれの人にとっては駅馬の年となるので、辰年は旅行や移動を伴う年となるでしょう。

 火の五行の助けが必要な人達、ニコラス・サルコジ仏大統領、馬英九台湾総統、菅直人元首相などにとって、2012年は火がない年のため好ましくない年になります。

 風水エネルギーは年ごとに変わります。それゆえ、毎年のエネルギーの良し悪しを確認する必要があります。そうすれば悪いエネルギーが住居やオフィスの重要な場所に来た時に必要な予防策を講じることが出来ます。辰年における悪いエネルギーで困難や不幸をあらわす五黄は南東にきます。もし南東が寝室や入口などの重要なところなら、南東に銅風鈴を下げて、この悪いエネルギーを解消することをお勧めします。南東が最も悪くなる月は4月、10月、12月、2013年の1月です。他の悪い星の二黒は2012年に北に来ます。星2を解消するには六帝古銭を影響のある家の北側に吊り下げます。2012年の太歳は南東で“動土”またはこの方位での大きな工事は好ましくありません。また三殺と呼ばれる好ましくないエネルギーに背を向けて座るのは良くなく、2012年には三殺方位は南となります。北西は太歳と沖をする位置なので、この場所に座るのも良くありません。星3は悪い星で争いや強奪を意味します。これは家の南西に位置します。この方位に赤い紙を置き悪い影響を最小限にとどめるのが良いでしょう。星7はスキャンダルをあらわし北西に来ます。星7を解消する伝統的な方法は三本の水で育つ竹をガラスの花瓶にいれる方法です。三本の水竹を北西の位置におきましょう。